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2008年6月

2008年6月30日 (月)

「一茶」 藤沢周平

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文春文庫 514円
1981/12/25
2007/10/10
昭和53年6月 文芸春秋刊

それがしは、ただ今著者の全著書読破に後何冊かに迫っている。しかし、残りの本には何かしらの理由があって後回しになったものばかりだ。その訳とは、
「実在の歴史上の人物を扱ったものが嫌い」。

先の「白き瓶 長塚節」、「回天の門 清河八郎」がそうだ。しかし、嫌いと言えども、一旦著者の本を読むとその人物に引かれ嵌り、更にその人物の別の本まで購入し読んでいる。単なる「食わず嫌いか?」不思議で現金な者だ。

さて今回は「一茶」。

「小林一茶」については全く無知であった。生涯、何でも題材にし2万もの句をつくったという尋常ならざる風狂の俳人。2万もの句の中で確実に知っていたのはたかだか10句前後だ。情けないsad

・大根引き 大根で 道を教えけり
・われと来て 遊べや親の ない雀
・雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る
・やせ蛙 まけるな一茶 ここにあり
・名月を とってくれろと 泣く子かな
・春雨や 牛に引かれて 善光寺
などなど

ところが、この人物、ここまで哀れな人物であったとは全く知らなかった。これは驚きだ。「目から鱗」というのはこういうことか?「無知」とはなんと情けなく、恥ずかしいことか。

■人物像:
現・長野県信濃町の農家の長男として生まれた。幼少に生母と死別、その後継母と合わず、15で江戸に奉公。職業を転々としその後何処で何をしていたか10年間消息不明。51で、夢であった「江戸の俳諧師」を諦め、生まれ故郷に無念の都落ち。

・秋寒や 行先々は人の家
・秋の風 乞食は我を 見くらぶる

ここまで住処も妻も持たず、食うや食わずの生活。継母、義弟と財産分けで大もめ10年。やっと定住場所を得、54歳で28の女子と結婚。妻、子供4人を次々と亡くし、再婚の妻には2ヶ月で逃げられ、その後3度目の結婚。65で他界。最後までお金や運に恵まれず貧乏、不幸連続の生涯。

ここまで人物を知ると、句の見方も変わってくる。
「・・・そこのけそこのけ 御馬が・・」の“御馬”が、どうして“お馬”でなく“御馬”なのか、「名月を・・泣く子かな」、「親のない雀」の意味も理解した。

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■実は、今は無きそれがしの実家は、一茶の生まれ故郷からかなり近いところにあった(長野市の北、野尻湖のすぐ近く、黒姫駅がある信濃町)。駅で言うと3駅南である。そう、今に思うと極近。帰省の際のはいつも素通りしていたことになる。学生時代「近くである」ことはうすうすとは知っていたがその程度。一茶と良寛もダブっていた。


しかし、これを読んだ後は思いっきり「一茶」について勉強した。即、別の本も注文した。


しかし、一茶の生涯は1763-1828年(明和~文政の江戸時代)。明治維新もペリー来航も更にもっと後の時代。

田舎百姓を追われた15の少年は江戸でさぞ苦労したことでしょう。

「mm-、“知る”とは楽しいことだ、読書の醍醐味ですかな?和尚 ハハハ・・」

さて、今年の夏、「一茶記念館」でも行って来よう。

■お薦め度:★★★★★(一茶の句の読み方が変わります、是非)

一茶を読む http://kuuon.fya.jp/ISSA/index.html

一茶記念館 http://park3.wakwak.com/~issakinenkan/main/01_issa.html

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2008年6月26日 (木)

決定版「この国のけじめ」 藤原正彦

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文春文庫 533円
2008年4月10日 第1刷

 あの大ベストセラー、「国家の品格」新潮新書から早3年(2005年11月刊行)。
早いですね、月日の経つのは。あのブームからもう3年。

この本のお陰で、今では著者の両親の本まで読むようになってしまいました。
母:藤原てい、父:新田次郎。
この3人に共通なのは文章のキレ。母、息子の共通点はとユーモア。なかなか凄い家族です。

さて、今回の本。

本の帯に記されている通り、平成15年から3年間にかけて著者が新聞、雑誌に書いたエッセイをまとめた「この国のけじめ」平成18年単行本刊行。それに、その後書いた作品を加えたものである。この間に「国家の品格」が出ましたので、内容的にはダブっているものがあります。

Photo_2 但し、既に3年。「国家の品格」の詳細はすっかり忘れていましたから内容がダブっていても面白い。

やはり、「痛快!」そのもの。

私すきですね、この歯切れのよさ。こんな「スパッ!」と物事言えるひとは今の世にいません。貴重な存在です。

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2008年6月25日 (水)

「潜水服は蝶の夢を見る」

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―THE DIVING BELL AND THE BUTTERFLY-

監督:ジュリアン・シュナーベル
原作:ジャン=ドミニク・ボービー
脚本:ロナルド・ハーウッド
出演:マチュー・アマルリック/マリー=ジョゼ・クローズ/マックス・フォン・シドー
公式サイト
http://www.chou-no-yume.com/
2007 フランス/アメリカ    112分
2008年2月9日公開

誰もが羨ましがる「花形のファッション・リーダー」から一転して、自由が全く利かない「病人」へ。

「そこ、ここにいる40~50代のサラリーマン戦士よ、君の行く末はここだ!」とでも言うような内容。



あらためて、考えさせられた
・「体が自由に動くこと」の有り難さ
・「脳が正常なのに、体が動かない」ということの実態
・「考えずに体が動くこと」の贅沢さ
・「一病人」の、周りへの影響
・「病院関係者の優しさ」
などなど、

こういう映画でもないと「健康」の有り難さが解からない、大馬鹿者のそれがしで御座います。

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■ストーリー:
ファッション誌「エル」の編集長として活躍する人生から一転、脳梗塞で左目のまぶた以外の自由が効かなくなってしまった男の実話を映画化。意識ははっきりしているにもかかわらず言葉を発することができない彼に、言語療法士はまばたきでコミュニケーションを取る方法を教える。
原作は主人公のジャン=ドミニック・ボビー自身が20万回のまばたきでつづった自伝小説。



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「第195回 二ツ目勉強会 6月」

今月も行って来ました「池袋演芸場」二ツ目勉強会。
さて、今月は如何に・・・

■演目/出演者

・ 「つる」 柳家わさび
     「算段の平兵衛」 桂笑生
     「締込み」 三遊亭時松
**お仲入り**
     「仏馬」 柳家喬之進
     「お見立て」 三遊亭きん歌

本日の5名は皆さん出来が良かった。

■「つる」・・・柳家わさび
「まくら」がしつこく長過ぎ、お客が引いていたの解かりませんでしたか? 「場」の空気を読まないと駄目です、「先方」なのですから。コンサートでも、プロレスでも、仕事でも、最初の1曲、1戦、1試合で全体が決まります。そこまで「先方」は責任を持たないと。もっと責任感を持って取り組みましょう。最初のおどおどした感じと、演目の堂々としたところはギャップがあって面白かったのですが・・・

        「算段の平兵衛」・・・桂 笑生
笑生さんを聴くは私3回目(2007/9月、 2008/1月)。
ソデから出てきて座布団に座るまでの、ほんの10歩くらいで芸人さんの技量解かりますよね? たったこの間で、客席を「ちらっ」と見て、客を見極めると言うか、客を摑むと言うか、堂々と風格を感じます。本日の噺も面白かった。上手い、上手い。こういう風に安心して落語は聴きたいものです。

        「締込み」・・・三遊亭時松
時松さんは2回目。前回 今年1月の「試し酒」、あれ最高に面白かったですね。
今回の噺も面白かったし、上手かった。この方も安心して楽しむことが出来ます。

        「仏馬」・・・柳家喬之進
このお噺、SFチックで面白いですね。それにしても喬之進さん、訛りが相当上手いですよ。また次回お聴きしたい噺家さんです。

        「お見立て」・・・三遊亭きん歌
きん歌さんの笑った顔が非常にいいですよね。芸人は特徴がなければいけませんから、この、人を引き付け、親しみ沸くのあの笑顔は1つの魅力です。噺は上手く、安心して聴けました。但し、「地震」の“まくら”は止めませんか? いくら前段の“まくら”でも、人が亡くなっているのですからそのネタは不快ですよ。もっと皆が素直に笑えるネタにしましょうよ、どうせなら。

そうこう辛口を言いながら、今月の5名は皆 安心して噺を聴くことが出来、この半年の中で一番良かったような気がします。

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2008年6月24日 (火)

「アース」-EARTH-

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監督:アラステア・フォザーギル/マーク・リンフィールド
音楽:ジョージ・フェントン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

公式サイトhttp://earth.gyao.jp/
2007年 ドイツ/イギリス  96分

NHK衛星放送2時間スペシャルを観ているようでした。

地球や自然の神秘さ、大きさ、偉大さを実感しました。

小・中・高校の夏休みの宿題で見せるべき内容です。

如何に人間が小さいかが解かります。

■内容:
製作5年、撮影日数のべ2000日、撮影地全世界200か所以上というスケールで、地球上の生命の神秘に迫るドキュメンタリー映画。
氷の地から熱帯の森、深海で営まれる動物たちの命のドラマを、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のフルオーケストラにのせて映し出す。
さまざまな生命が息づく地球の姿に、改めて地球をとりまく環境について考えさせられる。


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■あらすじ: 50億年前、巨大な隕石が地球に衝突し、その衝撃により地球は23.5度も傾いてしまう。この傾斜は四季の移ろいや多様な地形を地球にもたらし、生命の誕生に重大な役割を果たすこととなった。

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2008年6月21日 (土)

「JOHNEN 定の愛」

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監督:望月六郎
原作・脚本:武知鎮典
出演:杉本彩/中山一也/内田裕也
2008
 日本 109分 2008/5/31公開
公式hp:http://johnen.showtime.jp/

銀座シネパトス

「あ~ぁ、杉本彩が可哀想!」
これが終わった後の素直な感想。あんなに彼女頑張ったのに、勿体無い。
単純に阿部定=杉本彩の映画観たかった。非常に残念である。

さて、まっ先に、この映画を観る人へご注意。
事前に阿部定映画、事件内容を学習していきましょう。今回の映画はそのストーリーを追っていません、断片的で初めての人には理解できません。またいろいろ装飾されているので、過去2作の杉本彩版と思って観るとがっかりします。本年9月、DVDレンタルらしいのでこの内容ならDVDで十分です。

「阿部定」作品は、今作品で5作目。古くは1969年『明治大正昭和 猟奇女犯罪史』、大島渚監督問題作の1976『愛のコリーダ』松田英子&藤竜也、大林宣彦監督1998SADA』黒木瞳&片岡鶴太郎がある。私は前作、前々作を観ているが、前作の黒木瞳版が一番気に入っている。

かくして今作品。

今月で終わりと言うことですかさず観にいった。
今の女優さんでこの阿部定を演じられるのは杉本彩さん以外にいないでしょう。これは多分誰もが認めるところだと思います。予想通り惜しげもなく堂々と身体を張って演じていました。この役者魂は素晴らしい。しかし、いただけないのは相手俳優人。内田裕也さん、中山一也さん、演技が下手くそ。脚本も何を言いたいのか解からない。これじゃ杉本彩さんかわいそう。

途中、失笑が漏れたり、出て行った人が少なくない事実はこの作品の評価だと思います。映画に関して我慢強い私でさえ、109分は超長かった。
そして
内田裕也さんの演技は観ていられなかった。情けない。やはり映画は上手い俳優さんが出ないと駄目です。若い俳優が下手なのはその先があるからまだ許せるが、この年齢で下手なのは許せない、画面に出てくる都度、トーンダウンします。残念です。

*美術監督、照明、衣装は素晴らしかった。「赤色(深紅)」が非常に鮮烈でした。

Sugimoto さてさて、その杉本彩さん、『花と蛇』シリーズで大胆な演技をしているだけに今回の阿部定は妖艶にのびのびと演じています。しかし、彼女も早40歳。いまだに綺麗ですが抜群のプロポーションも引力には逆らえません。さていつまでこういう役が出来るのか、次なる方向は・・・

■お薦め度:★★☆☆☆(非常に頑張っていた杉本さんには申し訳ないのですが・・)

■おまけ:
ENDロール時の曲、名の知れない方の歌でしたがすごいインパクトで聴き入りました

DVDレンタル2008/ 9/12

「JOHNEN 定の愛」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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2008年6月20日 (金)

「天保悪党伝」 藤沢周平

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新潮文庫 476
平成1311月1日発行
平成19720日第18
平成4年角川書店より刊行 平成5年角川文庫収録

読み始めて18ページ目

「お玉ちゃん、飯が残ってねえかい」で、

がっくり!

「あー、やってしまったー」

またも同じ本を2冊買ってしまったー。

しかし、全く内容を忘れていたので、そのまま読み続けたのは言うまでも無い。

面白かった。

2度読んでも更に面白い。

さすが、藤沢周平

それがし、感服いたしたhappy01

調べてみると、丁度一年前2007/5/18に読んでいた。

参考までに、その際の記事を以下に
(*再度言うまでもなく、「rock-c my cinemaⅠ」は、おもいっきり一刀削除していますのでcrying

■タイトル:「憎めない悪党たち」

藤沢作品としては珍しく“花魁”が登場する。
私の記憶が正しければ、多分初めてではないか?
それも単に素通りするのではなく、ちゃんと物語の中心にいる。
その“花魁”のこの世のものとは思えぬ言葉が、ものすごく新鮮である。

また、
出てくる人物皆が「悪党」ではあるが、
単なる「悪党」ではなく
これがまた人間味のある「悪党」達で憎めない。

且つ、身分の違う悪党たちが皆一人の“花魁”と繋がっている。
藤沢作品の中でも、なかなか異色の小説で面白い。


私は、こういう侍ものの、剣裁きが出てくるものが大好きである。

「何者だ?!」

この一言で、「ゾクッ」とする!

■お薦め度:★★★★★(最高です!)
著者58~65歳の作品。もっとも脂ののっていた時期である。
主人公の悪党5人、皆それぞれ良い奴で憎めないんだなー、これが。

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2008年6月19日 (木)

「GOLDEN ★BEST」 りんけんバンド

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価格価格: 2000

発売:200864

タイトルのとおり、まさに「ゴールデン・ベスト」

沖縄MUSICの王道。

今時の、上っ面の「沖縄音楽」ではない。30年この琉球言葉でやってきた その深さと、

「この音楽が本土の人間に解かるか?!」とでも言うような、意地とそこ力をひしひしと感じるアルバムである。

■収録曲

01:ちゃーびらさい1993

02:地翔どーい 1991

03:夢の中 1992

04:黄金三星 1992

05:ちゅらぢゅら1993

06元気でね 1994

07:天ぬ鏡 1995

08:ヨーイヨイ 1995

09:天とぅ海 1998

10:涙 2001

12:なんくる節(LIVE) 2008

13:いちゃいぶさ(LIVE) 2008

14:乾杯さびら~ありがとう(LIVE) 2008

77年、照屋林賢を中心に沖縄にて結成。沖縄音楽固有のリズム、メロディをベースにした、まったく新しい良質なポップ・ミュージック。その編成は、三線、三板、島太鼓といった沖縄伝統楽器に、ヴォーカル、ベース、ドラム、キーボードが加わった総勢8名の大所帯。87年に、アルバム『ありがとう』にてデビュー。沖縄ブームのきっかけを作ったとされる好盤で、「ありがとう」、「乾杯さびら」といった代表的なナンバーが収録されている。いまでこそ、誰もが知る沖縄音楽であるが、彼らの貢献なしでは考えられない(リッスンジャパン

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2008年6月18日 (水)

「休暇」

Photo_2 監督:門井肇
出演:小林薫/西島秀俊/大塚寧々/大杉漣
原作:吉村昭
2007年 日本  115分
2008年6月7日公開
公式サイト:http://www.eigakyuka.com/
スバル座(有楽町)

昨日6/16、この映画を観た。
そして、翌日の本日午前中、このニュースを見てびっくりした。
あの宮崎勉、17日死刑執行。
20年前(昭和63年~平成元年)、4人の幼女を殺害した「幼女連続誘拐殺人事件」の犯人。
なんという偶然だ。このニュースを知ってからでは、この映画は観れないであろう。逆でよかった。

3_2 話は戻って、さて、内容だ。

実に日本ならではの映画。
邦画でしか味わうことの出来ない、台詞の少ない、緊張感たっぷりの、一挙手一投足、役者の演技の見せどころ満載の作品。

また、その役者達が完璧に演技をこなし、その上上手い。バッチリははまったキャスト。
特に小林薫さんは凄い。多分彼の代表作になるのではないか?
大塚寧々さんもいい女優さんになってびっくり。
この重苦しいテーマ「死刑」と、「新婚」をかみ合わせたところが原作の凄さであるが、それを淡々と見せる映画にした監督も素晴らしい。この監督の作品を是非また観てみたい。

しかし、この作品、なんと言っても小林薫さんの演技だ。お見事でした。

■お薦め度:★★★★★(時期的にはタイミングが合いすぎてきついでしょうが、作品として是非お薦めします)

■ストーリー:刑務官の平井は、40歳を越えた今も独身だった。ある日、姉の紹介でシングルマザーの美香と見合いをし、週末結婚する。新婚旅行の休暇を取るため死刑執行補佐(処刑の際、下に落ちて来た体を支える役)を自ら志願した刑務官の姿を通し、命の尊さ、本当の幸福を問いかける。

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2008年6月16日 (月)

「回天の門」 藤沢周平

Photo文春文庫 705円
1986/10/10 第1刷
2006/ 3/15  第24刷

単行本 昭和54年11月 文芸春秋刊

世の中に、こんな分厚い文庫本があるだろうか?
否、それがし 見たことありませぬ。

2.5cmの超ど分厚い文庫本。
しかし、これが面白くてどんどん読めちゃうのである。「日本史」が大嫌いな私でも。

まさに、「清河八郎」物語。

http://www.navishonai.jp/hachiro/

幕末から明治、世の中が一変する頃、
官途へ一片の野心さえ持たぬ草莽(そうもう)の志士がいた。

それは、庄内、酒屋の遊郭狂いの跡取りドラ息子。斎藤元司=後の「清河八郎」。
「維新回天」の夢を一途に追うて生きた清冽な男の生涯。

幕末の15年間、こんな天下分け目のものすごいことがこの世にあったのか?と素直に驚いた。「清河八郎? 誰?」ってな感じで、聞いた事など全くありませんでしたが、「へー、実在の人物なんだー」と、読んでいくうちに嵌っちゃいました。

昔 学校の「日本史」で習った言葉が次々に出てきましたね。

大政奉還1867・明治維新、ペリー来航1853、鎖国、アヘン戦争1840、江戸大地震1855などなど、登場人物も続々。
思わず昔の年表を引っ張り出し、確認しながら読んだ。


「あれ?ペリーが来航する前に、ベートーベン死んじゃったんだー(1827)。しかし、この時代につくられた音楽がこんなに凄いのか?ベートーベン凄いナー。
あれれ?その39年前にモーツァルト死んじゃったんだ~(1791)」
と、関係の無いところまで遡ったりして。

・「回天」・・時勢を一変させること。衰えた国政を元に返すこと。
・「志士」・・りっぱな志をもつ人。身を捨てて国事に尽くす人。

こんな初めて聞く言葉も勉強しちゃいました。

しかし、驚くのは、
こんな分厚い本でも、最後までドキドキ・はらはらしたこと。
特に最後の10ページから巻末。
「この本が終わるということは、清河八郎が殺されちゃうってことか?」などと、結末までいくことをためらいながら。

でも、しかし、凄い人物だ。
山形県にある「清河八郎記念館」、清河神社http://www.navishonai.jp/hachiro/kinenkan/index.html

に行って見たくなったのはそれがしだけか?

■お薦め度:★★★★★(これは120%面白い本です)

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2008年6月14日 (土)

「うちなー ぬ たからむん 沖縄の宝物」 照屋林賢

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フォト・エッセー集

著者&写真 照屋林賢

教材研究社 1,575円

2007年10月1日 初版

林賢バンドの本拠地、北谷町美浜アメリカンビレッジ内ライブハウス「カラハーイ」をはじめ、南ぬ天、沖縄桜、首里城、「恋しくて」上映中の桜坂劇場、壷屋やちむん通り、ティンクティンク、サンセットビーチなどなど、昨年、今年と3回訪沖している私の知っている沖縄が満載。

■林賢さんの「沖縄の考え方:沖縄は沖縄、本土化する必要は全くない。」は非常に好感が持てる。

そうだ、本土の人間は異文化の沖縄が見たいのだ、決して都会化された沖縄が見たいのではない。

■「しぐとー ないる うっさ むのー わたぬみー」
― 仕事はいくら頑張っても失敗や限界はある。仕事が出来ないからといって落ち込まないで、飯はお腹いっぱい食べなさい ー
 仕事の関係で、沖縄の方にこれを聞いたことはあったが、実際このように文字でみると、「如何にも沖縄!」と関心してしまう。こういう考え方の沖縄に、私たちは一時浸りたいのだ。

■何度見ても「ガジュマル」の木の生命力には驚かされる。Photo_4

■「沖縄人はみんな泳げる、みんな三線が弾ける、カチャーシーが踊れる」 この考えは、
「日本人が、着物着て、ちょんまげして、刀差して歩いている」、と言うのと同じなんですよね。無知とはなんと素晴らしいことでしょう。ちなみに”カチャーシー“踊れる女性って、好きです。かなり色っぽいです。

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本の中の写真を見ていたら一気に気持ちが沖縄に飛んだ。沖縄のW比嘉さん、嘉陽さん、年内も一度伺いますから、その際下記場所に連れて行ってくださいお願いしますwink

         ・アメリカンビレッジ内「ZEN」

         ・「うちなー茶屋 ぶくぶく」

         ・「“の”まんじゅう」&「沖縄てんぷら」

ちなみに、来週6/22(日)

国際サンゴ礁2008「サンゴ礁フェスティバル」 照屋林賢&上原知子ライブ 見に行きます。

東京ファッションタウン(TFT)ホール1000   江東区有明3-1
主催:国際サンゴ礁年2008推進委員会、環境省

http://www.iyor.jp/news/data/05/festa.pdf

■内容:
沖縄の今と、沖縄がこれから進む道を、照屋林賢がウチナンチュの心と言葉で表現。沖縄のもつ幾多の顔を写真と文章を織り交ぜた一冊。

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「美しすぎる母」

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SAVAGE GRACE

スペイン/フランス/アメリカ   97分

監督:トム・ケイリン
出演:ジュリアン・ムーア/スティーヴン・ディレイン

公開日 : 200867日 R-18

bunkamuraル・シネマ

公式サイト:http://utsukushisugiru.com/

nnn-、何とも言えない映画。何が言いたいのかまったく理解できない。
ただ、現実にあった事件を映画化しただけですか? それじゃつまらない。


R-18は性表現の過激さではありません。まったくたいしたことはない。ただ、近親相姦ですから、気持ち悪いだけです。

ジュリアン・ムーアは正面の顔は綺麗ですが、横向きは平坦過ぎて別の人みたいでした。でも、40後半にしては、確かに綺麗かも・・・

何れにしろ、過度の期待はせぬように、今回はちょっと失敗。1500円勿体無かった。Photo_2

■お薦め度:★☆☆☆☆(辛くてすいません)

■ストーリー:持ち前の美ぼうで大富豪夫人となるものの、愛する息子に殺された実在の女性バーバラ・ベークランドの物語を映画化。

美貌とカリスマ性で人々を惹きつけたという彼女がアメリカの大富豪ベークランド家に嫁いだ1940年代~1972年にロンドンで殺害されるまでを描く。

美しすぎる母 - goo 映画

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2008年6月 8日 (日)

「山桜」

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監督:篠原哲雄
原作:藤沢周平
出演:田中麗奈/東山紀之/篠田三郎/壇ふみ/富司純子/高橋長英/永島暎子

公開日 : 2008531
テアトル・タイムズ・スクエア(新宿高島屋12F)
公式サイト:http://www.yamazakura-movie.com/

時代劇に不慣れな田中麗奈さんを、ベテラン役者が脇を固めてバックアップした、と言う感じでしょうか? 東山さん以外、特別豪華な俳優陣たちを揃えたというわけでもなく、きらびやかな話題作と言うよりは、田中麗奈さんのピュアさを全面に押し出し、丁寧に作った時代劇と言えます。

東山さんはこの役にピッタリで、良いとこ取りでした。あの凛とした顔立ち、立ち振る舞い、太刀捌きはさすがです。まさに時代劇の顔といえます。

しかし、篠田三郎さん・壇ふみさん・富司純子さん・高橋長英さん・永島暎子さん、みーんな上手、さすがだ、伊達に役者を何十年もやっていませんね。特に後半の富司純子さん、いやいや参りました。

実は、藤沢周平大ファンの私の中では、この女性のイメージは、常盤貴子さんでした。最初田中麗奈さんのかつら姿、目鼻立ちに物足りなさを感じましたが、後半からは違和感がなくなりました。大いにがんばったのではないでしょうか?細かな演技もしっかり伝わってきました。
細かいと言えば、東山紀之さん 台詞が極端に少ないにも拘らず、また台詞の無い中での細かな演技が光っていました。

また、何気ない景色のカット撮りや、農民、町民の生活風景も実に細かく配慮され、前2監督には無い、なにか不思議な新鮮さを伺えました。

結末に関して、
「はっきりせず、あいまいで不明確、すっきりしない」との意見があるようです。そういう方は、原作本を是非読んでいただきたい。あるいは、藤沢周平のその他の本をよく読んでいただきたい。更に、映画をよくよく観ていただきたい。結論は非常に明確に表現されています。

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ちなみに私、田中麗奈さんが富司純子さんの家を訪ねたシーンから後、涙がポロポロぽろぽろ流れました。富司純子の振る舞い、品がありましたね。
そうそう、若い方にはわからないとは思いますが、「結婚」と言うものは、家と家との結び付きで、そこには「格」というものが存在し、同じ家柄や格でないとなかなか上手く行かないものです。当初は惚れたはれたで目の前のものしか見えず、それはそれでいいのですが、段々と、育ち、躾け、環境の違い等ですれ違いが出てきます。

今回の映画では、実にそれがよく表わされていました。
田中麗奈さんの嫁ぎ先、60石?と言いながらも、あの食事風景をみなさんどう感じましたか?また、田中麗奈さんの実家120石の食事風景は?東山紀之さんの実家富司純子さん立ち振る舞いはいかがでしたか?。田中麗奈さんが富司純子さんを訪ねた際、富司純子さんがしっかりと田中麗奈さん玄関先の振る舞いを見ていましたね。枝を折った桜を田中麗奈さんはどのように持ち歩き、持参しましたか?
これらが家柄の違いです。通常120石と60石の結婚はありえませんね?但し今回は出戻り、我慢して嫁いだのでしょうがやはり「格」が違います。無理ですね、そんなこと細かな監督の気配りが随所に出ていました、感心しました。

ただ1つ、私 華の指導者として気になったシーンがありました。花瓶に花を活けるシーン2回ともです。多分、お華の心得のある方なら皆さん気がついたと思われますが・・・・。まー、普通の映画の華のシーンより丁寧に花を扱っていましたのでそれはそれで、今回は良しとします。

■「藤沢作品の映画化ものならそれがしに言わせろ!」とばかりにしゃしゃり出て

今回は藤沢作品の5作目。山田監督、黒土監督とも違う演出で非常に新鮮でした。お二方同様、あるいはそれ以上に丁寧に撮っています。

わたし非常に好感持ちました。

ただ、一言わせてください。

主題歌の一青窈さん、多分場違いでしょう?はっきり言いますが、この曲いりません、実に耳障りで不快でした。

■お薦め度:★★★★★(原作は20~30ページ足らずの短編です、是非読んでから映画館へ行くことをお薦めします)

     内容:
江戸後期、不幸な結婚生活に耐える野江(田中麗奈)はある日、1本の山桜を見つける。花に手を伸ばすと1人の武士(東山紀之)が現れるが、彼は野江が今の婚家に嫁ぐ前に縁談を申し込んできた相手、手塚弥一郎だった。自分を気遣ってくれる人物の存在に勇気づけられる野江だったが、手塚は悪政をたくらむ藩の重臣を斬ってしまう。

■劇場考察:テアトル・タイムズ・スクエア(新宿高島屋12F)

初めて入りました。場所がいまいち悪いので行きかねていた映画館。今回は公開劇場が限られているのでしかたなしに、と、あまりにも評判の悪い劇場なので、自分の目で確認したかったという奇妙な好奇心。

シートに座った瞬間

「あっ、これかぁー!?こりゃ最悪だー、と、思わず実感」

もう二度と入りたくない。
東京広しといえどもここまで座り心地の悪いシートは無い。あえて言うなら2番目だが・・(極悪は日比谷シネシャンテ、背もたれが背中半分しかない&前の座席との間が極端に狭い)。また、勾配が確かに急なので、今回のような年配者が多い映画の場合は非常に危険。階段の上り下り、お年寄り皆さん大変そうでしたね。
でも、天下の「高島屋」、何を考えこんな設計、設備、施設にしたのでしょう?実に不思議です。

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「やわらかい手」 再

Photo_5

-IRINA PALM-

ベルギー/ルクセンブルグ/イギリス/ドイツ/フランス
103
分 2006
監督:サム・ガルバルスキ
出演:マイアンヌ・フェイスフル ミキ・マイノロヴィッチ

昨年12月公開以来2回目のこの作品。
ルパン「峰不二子」のモデルであり、60年代伝説の女神 マリアンヌ・フェイスフル。
40年も経つとこんな叔母さんになるのかなー」とあらためてしみじみと感じた。

だって、Photo_6
アラン・ドロンと競演した「あの胸にもういちど」1968は、こんなですよ?信じられます?

素肌にジャンプスーツで大型バイク乗り回した、あの豊満な女神。Mmmmm・・・・。

まー、それはそれとして、

やはり2回目の今回、ハラハラ、ドキドキがすっかりなくなる。

でも、あのおどおどした演技は実に上手いし、可愛い。

母親の愛を強烈に感じます。その点、男は薄情で情けない。

所詮 子は母親から生まれるのだな、と。

母親強し!

■内容:
『あの胸にもういちど』以来39年ぶりに主演した女性讃歌。世間知らずの中年主婦が病気の孫の手術代を稼ぐ必要に迫られ思わず飛び込んだ接客係募集の張り紙性風俗の世界で、人間として、そして女性として生き生きと輝く様を描く。男性を手で絶頂に導く仕事をきまじめにこなす主人公の姿が、何ともこっけいで愛らしい

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「BRYAN ADAMS 11」

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オリジナル盤発売日: 2008/3/17

Import, from US  1890円

昔と全く変わらない「ストレート・ロック」、これを待っていた。実に満足な「作品」である。

前作「ROOM SERVICE2004/10/21から早4年(そうか?もうそんなに経ったか?)

ツアー中のホテルで録音した実にシンプルな作品だった前作と打って変わって、今回はまともなレコーデイング・スタジオ版。

やはり、アルバムは「作品」である、こうでなければならない!

Photo_2 

しかし、ジャケット写真はあの日のブラインではなく若干年齢を感じさせる。

そこで、調べてみた。

え? あれ? そうだったの? 1年違いでタメじゃん! へー、知らなかったー。

そうか、じゃー俺も歳をとるわけだ・・・・

■内容:

タイトルどおり、11作目となるブライアン・アダムスのオリジナル・アルバム。「永遠の18歳ロッカー」とも呼ばれる彼が、相変わらずの痛快無比なサウンドでファンの心をとらえる.今作は11作目のスタジオ・レコーディング作ということで、アルバム・タイトルも『11』、収録曲数も11曲。プロモーションは“11”日掛けて“11”都市で“11”公演のプロモーション・ツアーを予定

1. Tonight We Have the Stars

2. I Thought I'd Seen Everything

3. I Ain't Losin' the Fight

4. Oxygen

5. We Found What We Were Looking For

6. Broken Wings

7. Somethin' to Believe In

8. Mysterious Ways

9. She's Got a Way

10. Flower Grown Wild

11. Walk on By

前作『ROOM SERVICE』2004Photo_3

私の中のブラインアンは、いつになっても この3rdアルバム「Cuts like a knife1983Photo_4  憧れでした・・

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2008年6月 6日 (金)

「そうだ、上海に行こう!」

「溜まったマイルで、そろそろ沖縄に行こうかなー?」と、

JALのHPを検索。

とこが、7月以降のマイル引き換えが無いeye

考えてみれば、7月~9月は沖縄の書入れ時、こんな時に無料で沖縄に行かせてくれるはずが無い。

ところがです、ご家老様

一旦「行く!」と決めると、性格上後には引けないところが下級武士の性(さが)。

沖縄以外、国内で行きたいと思う場所はまったく無い。

マイルを確認する。

19000”、

国内が無いなら海外?

Photo

なんと!lovely 

あるじゃん!「アジア1・2、グアム」
まー、一人グアムの海は、いと寂し

アジア1?、2? 何処だ? 

おー、上海!シャンハイ、上海、シャンハイ! 

「そうだ、上海に行こう!」

ってなことで、12/第一週末

即、チケット GET!!!happy01

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2008年6月 1日 (日)

「サラリーマンは行くよ 何処までも」


大きな地図で見る

土曜の昼一、京都駅

2ヶ月間で3度目

もー、目を瞑って「桂」へは行けます。

と、その「桂駅」からタクシー飛ばして15分でひと仕事。

その後、京都は電車の乗り換えが非常に不便なのでJR京都駅には行かず

そのまま大阪へ(路線は全て京都駅へ集約しないと観光客には辛い)。

大阪と言いながら、「梅田駅」


angryおい!! JR大阪駅は何処じゃ!!!」とイライラしながら てくてく歩く!

「梅田」は「梅田!」、「大阪」は「大阪!」でしょ?

「梅田=大阪」じゃないんだからサー 、あいまいなんだよ!

全く大阪はなっとらん!「何が梅田じゃ!」

全て電車は大阪駅か、新大阪駅に集約せっいやー!!!

まったくどいつもこいつも、関西は!

と、怒りながらpout

そうこうして、またも新幹線でこんどは「姫路」Photo_3

時間があれば「姫路城」をと考えはしたが、もう既にお疲れ

ホームからしっかり見学。

更に今度は3つもどって「曽根駅」最終目的地

19:00 仕事。

くそっ!

時間を変え、
2回目、21:00 
粘り勝ち!!

さて、そこから

田舎の夜、雨、タクシー、曽根駅、電車飛び乗り、姫路駅

みどりの窓口、新幹線なし、東京に帰れずbearing

あー、行ける所は大阪まで? 残念、大阪泊か?

携帯でぴこぽこ宿予約(あー、便利な世の中)

新大阪駅前、悔しいからツイン・シングルユース、それでも大阪はせこいから狭い!
コンビニ、おにぎり、

あー、情けない週末

朝一608新幹線、浜松、掛川、

そして、東京へ戻ったのが、日曜夕方。

情けない・・・・・

これでまた1週間の幕開け

「サラリーマンは行くよ、どこまでも」

西へ、西へと泣きっ面weep

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「さよならバースディ」 荻原 浩

Photo

集英社文庫 \630

2008/5/25 第1

そうか、今回はミステリーか?
しかし、この著者の引き出しは多種多様で毎回びっくりさせられる。
頭が下がるなー

さて、内容だが
私は荻原さんにこういうミステリーものを望まないなー。

今の世相から言って、「死」を題材にするのは避けたい。

どちらかと言うと「メリーゴーランド」や「ユニバーサル広告社」のような、本当に心の底から笑わせてくれるものをこの著者に望みます。萩原さんだけですからそういうのを書けるのは。

そうこういいながら、
この本面白いですよ。決して外れではない。荻原さんの本に外れはありませんから。

最後は、
「へー、そうか、そんな仕掛けがあったんだー、凄いなー」
「でも、悲しいなー、辛いなー」
そんな内容です。

■お薦め度:★★★☆☆

■ストーリー:

「猿にPC上で言葉を喋らせる」そんなプロジェクトの創始者教授が死に、その後 彼女までが死んでしまう。ここまでが前半の1/3。この後、謎の死を解明して行くのだが・・・。

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