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2008年8月16日 (土)

「五年の梅」 乙川優三郎

Photo新潮文庫 476
平成15101日発行
平成1665日6刷
平成128月 新潮社 刊行

2001 山本周五郎賞受賞作品。
この翌年、「生きる」で直木賞受賞する。


そういう意味でも充実の全5篇。どの作品も素晴らしい内容。
特に表代作「五年の梅」は、「これぞ武士!」という泣きの作品。最後の10ページは、読む場所を先にきちんと考え、バックグランドmusicに壮大なクラシック音楽を用意しておく事をお薦めする。
乙川作品の中でも、これを読んだら病み付きになってしまうこと間違いない、そんな作品です。

■後瀬の花:
時代小説でありながらSFチック。終始男と女の喧嘩会話が面白い。しかし最後はきちんと落とす場所に落としてくれます。

■行き道:
凄いなー。上手いなー。

■小田原鰹:
最初この夫に腹が立ってしょうがなかったが、やー、参ったなー、流石だナー。


■蟹:
まったく、どうしようもない侍だ。
しかし、男だなー


■五年の梅:
これは映画化になってもおかしくない充実した作品です。
侍同士の友情、男と女の愛情、武士社会の上下階級、忠誠心、清さ。全てが武士道そのもの。
しかし、こんな男にそれがしもなりたいものである。憧れますhappy01

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