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2009年8月30日 (日)

「再・喜知次 乙川優三郎著」

Photo講談社文庫 \667

実は、こういうことは初めてである。

読み終えた本を、そのまま即その日のうちの読み直し始めた。

それだけこの本に心を打たれたのである。


きっかけはこうだ。

読み終えた後、しばし余韻に浸っていた。浸らずにはいられない結末であったからだ。
その後、巻末の縄田一男さんの解説へ流れていった。


「私と同じ感想だ。」
更にそこには
「2度目の方が更に深く心を動かされて驚くばかりであった」と記されていた。

これを読んだ瞬間
「そうだ、この結末を理解しながら、もう一度読んでみよう」と、考えたのだ。

そして、再読
言葉の裏に隠された細部の表現に感動し、重みを感じた。

そして、初回よりはやはり二度目のほうが感動するのである。
ふとした喜知次の言葉が、実に重いのである。

そして図らずも、通勤の電車で泣いてweepしまうのである。

やー、素晴らしい本です。

そして面白いことに、今や激動の中にいるそれがしには、気にならなかった部分が非常に重い言葉として突き刺さってくるのであった。

P148

「異を唱えるのはたやすい、それが正しいことも多い、しかし現実に眼を向けたとき物事には為すべき順序というものがある」

今のそれがしには、この言葉の意とすることがよく理解出来まする。

しかしこの著者、本当に凄いなー。
まだまだ若いのによくこういう言葉を書けるものだぁ。
それがしと何歳も離れていないのに、感心するばかり。

*お前と比べんな!って、確かに、それは言えるcoldsweats01

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