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2010年8月29日 (日)

「キャタピラー」

Photo

監督:若松孝二

出演:寺島しのぶ/大西信満

邦画 2010 87分

公式サイト:http://www.wakamatsukoji.org/

ヒューマントラストシネマ有楽町(2010814日より)

     寺島しのぶ 第60回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞受賞

さすがに話題作だけあって満員でした。

ちょっと意外?でしたが、年配者が多いのにはびっくりしました。

さてこの作品、巷では
「エロス」だの「性描写がどうのこうの」と、そっち系の話題ばかりが先行しています。

また、出来もまったくの賛否両論。

これなら、自分の目でしかと確かめぬわけにはいきません!

Photo_2

さてさて、この内容:


いい作品じゃないですか!
こういう映画は日本には必要です。過去の悲惨な事実を忘れてはいけない。
ここまでストレートに日本の戦争を作品に出来る人はいないでしょう?!

「帰還兵」だって「軍神」だって唯の一人間。
手足が無くとも、食欲も性欲も普通の人間と同じ。

そして、戦地で何をして帰ってきたのか?
これはどの戦争映画も同じこと、
自分の凶暴で卑劣な行為に苦しみ抜く姿を描き出す。

「戦争とは何か?」
画面上には何回も何回も、
天皇皇后両陛下の写真、3つの勲章、自分が掲載されている新聞記事

これを繰り返して見せている。
監督はこれを言いたいのでしょう?

帰還兵の哀れさは、ただただ勲章と新聞記事。村唯一の誇るべき「軍神さま」ですから。

ちなみに、若松監督の2年前の作品『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』も壮絶でしたから、その下地があってこの映画を観ると、何とも綺麗な田舎の景色が沢山あってこころを和ませてくれます。
また、この監督の若い頃は色もの系で名を上げた監督ですから、そりゃ上手いのですよこのカメラワーク、さすがです!

そういえば、R指定無かったですね???

昔の、田舎の、女性といえば、寺島しのぶさん、あなたしか居ません!
見事な演技でした!

■内容:

静かな田園風景の中で、1組の夫婦を通して戦争の愚かさと悲しみを描く作品。
厘の赤紙1枚で召集される男たち。シゲ子の夫・久蔵も盛大に見送られ、勇ましく戦場へと出征していった。しかしシゲ子の元に帰ってきた久蔵は、顔面が焼けただれ、四肢を失った無残な姿であった。村中から奇異の眼を向けられながらも、多くの勲章を胸に、“生ける軍神”と祀り上げられる久蔵。四肢を失っても衰えることの無い久蔵の旺盛な食欲と性欲に、シゲ子は戸惑いつつも軍神の妻として自らを奮い立たせ、久蔵に尽くしていく。四肢を失い、言葉を失ってもなお、自らを讃えた新聞記事や、勲章を誇りにしている久蔵の姿に、やがてシゲ子は空虚なものを感じ始める。敗戦が色濃くなっていく中、久蔵の脳裏に忘れかけていた戦場での風景が蘇り始め、久蔵の中で何かが崩れ始めていく。そして、久蔵とシゲ子、それぞれに敗戦の日が訪れる……。(作品資料より)

「キャタピラー」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

Photo_3

でも、この映画、「エロス」じゃないですよ。


寺島しのぶさん、こんなに綺麗で純粋じゃないですか?

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