「武士道 新渡戸稲造」
著者名:新渡戸稲造/著 奈良本辰也/訳・解説
三笠書房 495円
非常に難しい本である。
そらがしが単純に知りたいことを、単純には説明してくれていない。
それもそのはず、この本の成り立ちがわかればそれも理解できる。
そもそも、これは日本人向けに書かれた本ではないのだ。
1898年、新渡戸稲造が37歳の時、アメリカに滞在中英文で書かれた物。
きっかけは、著名なべルギーの法学者から、「日本では学校で宗教教育がないというが、本当か?」から始まっている。考えてみる確かにない。では、日本の道徳教育は如何にしてなされたか?日本には「武士道」がある。人の倫たる教訓、善悪の観念は、教わらなくとも日本人なら自ら持っているもの。それを外国人に解かるように、封建制&武士道、日本の道徳の観念を書物にしたものである。
更に著者は、言いたいことの全てを外国の読者に解かる様に、ヨーロッパの歴史や文学から、類似の例証をあげて説明している。
こりゃ、難しいに決まっている。
書籍紹介: 武士道の光り輝く最高の支柱である「義」、人の上に立つための「仁」、試練に耐えるための「名誉」-本書は、強靭な精神力を生んだ武士道の本質をみごとに解き明かしている。武士は何を学び、どう己を磨いたか、これを知ることはすべての現代人にとって重要である。英文で書かれ、欧米人にも大反響を巻き起こした最高の名著を、奈良本辰也が、平易な文体で新訳。
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