藤沢周平

2011年5月 3日 (火)

2011年 藤沢周平映画 「小川の辺」

Yaminoana「闇の穴」 藤沢周平著

2011
年7月2日 藤沢作品「小川の辺」映画公開ということで、
改めてこの小説を読み直してみた。
原作は、新潮文庫「闇の穴」に収録短篇7編の中の1篇。

■「小川の辺(あたり)」

「藩のために」と上申したにも関わらず、逆に藩主批判と取られ、
謹慎後、脱藩した腕の立つ義理の弟とその妻。

その妻は、自分の妹である。

討手が病となり帰ってきたことで、自分にその役目が回ってきた。


下命を辞退しては家に影響が及ぶ。
何の罪もない義理の弟を斬らねばならないのか?

妹は小さい時から剣士として育てられ、気が強い。
ただでは済まないことは見えている。

義弟を仕留め、その後、妹をも斬らねばならぬのか・・・・。
そして、その妹を子供の時から慕っている先代からの奉公人の若党の息子が同道。

武士の世界の悲哀。
良い者が悪とされ、間違っっても従わざるをえない上・下の世界
この時代、何処に嘆きを吐きだせば良いのか・・・
矛盾した世の中に、人々は何に救いを求めるのか・・・・

たった38ページの短篇を映画にすると言う。
さて、どこまでこの行間を表現できるのか、
楽しみである。

     「小川の辺」38
この作品は著者49歳の作品。
昭和
51(1976)、小説新潮5月号に掲載。

   この丁度2年前にサラリーマンを辞め、作家に専念。

   この年、練馬区大泉学園に引っ越しています。
この頃は精力的に次々と作品を仕上げていました。
同年の著書で私が好きな作品は、

  「雪明かり」 「かどわかし」 「長門守の陰謀」 「用心棒日月抄」。

■新潮文庫 ¥438
昭和60 925日発行
平成18113039

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2010年9月27日 (月)

「講座:藤沢周平の世界」

Hjisawa

本日、「庄内の風土・人と文学~藤沢周平の世界」
なる講座を2.5h受講してきた。
講師は、鶴岡市総合研究所:東山昭子さん。
鶴岡市と当区とは友好都市関係にあるらしいことを本日はじめて知った。



その講座の中で、
庄内の沢山のスライドを見、また庄内気質をお聞かせ頂き、
更に、街中にある藤沢さんの本の舞台となった場所には、
小説の抜粋が載った案内看板までもがある。ということを知った。


「藤沢周平記念館」は本年4月に開館。

http://www.city.tsuruoka.lg.jp/fujisawa_shuhei_memorial_museum/

何とも、「庄内に行きたい!」と、上杉侍の血が騒いでいる。
検索してみると、
江戸から庄内まで飛行機で片道16,000円、新幹線で13,000
時間で言えば、飛行機の1Hが魅力的。
しかし、往復賃&宿となると40,000円になる。

「こりゃ、香港3泊に行けるなー」と、
また別の海外旅行病の血が騒ぐ。

困ったものだ。

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2010年2月17日 (水)

「2010年 藤沢周平映画 2本」

Photo_4

間近に迫った、2010年藤沢周平著 映画2本。

遡って改めて読み直してみた。

先ずは313日より全国にて公開

 東映http://www.hananoato.com/

     「花のあと」文春文庫 476
1989/3/10
1
2007/5/15
36
女性の秘めたる思いの強さと、藤沢さん独特の淡々としたユーモアをどこまで演じきれるか?
小説としてはかなり面白いのだが・・・。さて、如何に

出演:北川景子、宮尾俊太郎、甲本雅裕、市川亀治郎、國村隼
内容:女ながらに剣に青春を捧げてきた以登(北川景子)は、ある日、竹刀で立ち合った江口孫四郎(宮尾俊太郎)に一瞬にして恋に落ちる。だが、2人にはそれぞれ決まった許婚がいた…。

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次に、豊川悦司さん主演の「必死剣鳥刺し」

■原作「隠し剣弧影抄」中の短篇「必死剣鳥刺し」
文春文庫 590円

*2004年に永瀬正敏&松たか子で映画化になった「隠し剣 鬼の爪」の原作も入っていますからお得かも

豊川悦司さん主演ならかなり期待できます!

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原作は抜群!
映画も

しかし、この「隠し剣」、辛いのが難点、確実にハンカチ持参です。
小説読んだだけでラストは涙が出ますから・・・・

出演:豊川悦司 池脇千鶴、吉川晃司、戸田菜穂、小日向文世岸部一徳
監督:平山秀幸


内容:
兼見三左ェ門は藩主の愛妾を理由あって殺した。しかし、じきに家禄等が元に戻される。不思議には思っていたが、その折り、藩主殺害の可能性があるとの情報から、天心独名流の名人である兼見三左ェ門に命が下る。相手は、別家の帯屋隼人正であるという。
家に戻った三左ェ門の世話をしているのは里尾である。血はつながっていないとはいえ、里尾は姪である。何時しか、二人はその一線を越えていた。

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2010年1月 3日 (日)

「藤沢周平が愛した風景」

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-庄内・海坂藩を訪ねる旅-

藤沢周平ファンや既に氏の作品を読破した人々には嬉しい本です。

たまたま本屋さんで見かけ購入。

ここまで詳しく小説の現場(地名)が書かれていると、是非にも温泉付きでその風景を確認しに訪ねてみたいものです。あるいは、そういうツアーがあれば参加してみたいものです。

祥伝社黄金文庫 山形新聞社編 ¥524
平成12(2000)1010日初版

■内容:

第1部       なつかしい風景を探して(『ただ一撃』-小真木原、金峯山
『又蔵の火』-総穏寺、湯田川街道
『春秋山伏記』-櫛引町の赤川
『三年目』-三瀬、小波渡
『龍を見た男』-善宝寺・貝喰ノ池、加茂 ほか)

第2部       ゆかりの人々(兄・小菅久治さん
幼友達・五十嵐久雄さん
幼友達・石川弘さん、石川今朝太郎さん
夜間中学同級生・三村千吉さん
師範学校の同級生・小松康祐さん ほか)

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2009年3月22日 (日)

「海坂藩大全 下」藤沢周平

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文芸春秋 1,524
2007
115 1

藤沢周平著 海坂藩(架空の藩)を題材にした大全の「下巻」、11作品集。
「東北の小さな藩の中で、男たちは志を貫こうと苦悶し、女たちは胸に熱い想いを秘める」

何度読み返しても感動する作品ばかり。
不器用で、けなげで、痛々しい侍。それを陰で支える母・妻・娘・女。
このような「侍魂」をそれがしも引継ぎ、今の世でも持ち続けていきたいものでござる。

この「大全 上・下巻」は、文庫本1冊1冊を読むのとは明らかに異なる。話が変わっても海坂を継続しながら1つ1つの作品を堪能できる。
更に、書棚に藤沢作品がまた2冊増えたことが、なんとも嬉しい限りで御座る。

    「梅薫る」 S53.4月:
何とも、男気、侍を感じさせる。こういう肝の据わった大きな侍でありたい。

    「泣くな、けい」 S53.8月:
この作品、この上なく大好きです。
武家の主と奉公人の強い絆。この結末、けいでなくとも、恐れながらそれがし泣いちゃいます。
「こういう作品はいいな-・・・、人間こうありたい!」

    「泣く母」 S54/4/27
まったく! 人が良過ぎて泣いちゃいます。

    「山桜」 S55.2月:Photo_2
これは昨年映画になりました。あの映画は結構原作に忠実です。
そういえば、最後あのシーンには泣かされました。原作も、映画も最高です。
多分これは、世界広しと言えども日本人にしか解からない感情・感覚かもしれない。
こういう心を持ちたいものです。

    「報復」 S56.4月:
そうだ、そうだ、やれやれ!!やってしまえーっ!!! 
(本文より)「下男には下男のやり方がある。足をふみしめると、最後の一撃を木に打ちこんだ。」
出来ることなら、そのまま逃げ去って欲しかったが・・・・
これも、主と奉公人の深い絆。泣けます!

    「切腹」 S58.2月:
悔しい!しかし、悔しい。まったく悔しい。
ああ・・、侍のなんとも潔さよ。そして、絆の深さよ!

(本文より)
「さればといって、見殺しにしては武士の一分が立たぬ」
甚佐衛門はきっぱりと言うと、呆然と立っている作蔵を見た。
「わしにも、握り飯を馳走してくれぬか」

*この一文に「ぞくっ」とさせられる。
我もこうありたい!

    「花のあと」 S58.8月:
これは面白い、そして如何にも寛大である。男子たるものこうありたい!
(本文より)
「この際だから聞いておくが、・・・、・・・・・。」
「あの男と、何かあったのか?」
「何にも。ただ一度、試合をしていただいただけでございますよ」
「ほう、一度だけ?試合を?」
「どうせ、そのようなことだろうと思った」
「・・・」
「では、行って来る」

*このやり取りが、なんとも面白いのである。侍・夫の見栄と、実直な剣士・妻、笑っちゃいます。

    「鷦鷯(みそさざい) H2.6月:
討手として現れたのは憎まれ金貸しの倅、そして先日出遅れた娘にちょっかいを出していた若侍。
これから踏み込もうとする際、娘の父親に向け一言、
「品どのはお変わりありませんか」
「そのふやけた顔をひきしめろ」と叱咤。

このなんともいえないユーモアは、藤沢作品ならではのもの。面白いよなー


    「岡安家の犬」 H5.7/22
それがしなら、何があろうと絶対許さないけどなー。
さすがに110石を頂く家柄、それがし 平侍とは心の広さが違う。

    「静かな木」 H6.5月:
これは年齢を重ねないと書けない作品ですね。
ふと気になり調べてみた。著書67歳の作品。「やっぱり・・・」。
実に説得力がある。
(本文より)
福泉寺の欅も、この間吹いた強い西風であらかた葉を落としたとみえて、空にのび上がって見える幹も、こまかな枝もすがすがしい裸である。
-あのような最期を迎えられればいい。
木の真実はすべての飾りをはらい捨てた姿で立っている、今の季節にあるという感想を捨てきれない。ただしそれは老年の感想というべきものかも知れなかった。
この後3年で、著者は亡くなっている。合掌

    「偉丈夫」 H8.1月:
これ、面白いなー、そして、実に奥深い。
著者 亡くなる1年前に書いた作品。
自らを投影しているのかもしれない。

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2009年3月15日 (日)

「海坂藩大全 上」 藤沢周平

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文芸春秋 1524
2007
115 1
2007
2  5 2

著者数多ある著書の中で、「海坂藩」ものを取り集めた大全 上・下本のまずは「上篇」10作品。

そもそもこういう本があること自体知らなかったので驚き、喜んだ。当然ここまでマニアックなものは書店の棚には並んではいない。

皆懐かしい作品ばかりであるが、あらためて読むと結構忘れていることに気がつく。特に結末を。
全て珠玉作、ひと時その時代と世界に浸れ幸せを感じるhappy01。藤沢ワールドに感服。

その後、「下」をamazonで購入したのは言うまでもない。

    暗殺の年輪  (初出:S48.3:

「これぞ 直木賞受賞作!」。これを読むと、近年の受賞作が物足りなくなるのはそれがしだけか?
しかし、これでも本人は作品に納得いかず、「今回の受賞は見送らせていただきたい」と言いたかったらしい。
凄いなー。深みのある作品です。

「誰の差金だ? 葛西だと?知らんな」
「ごめん」(*父の仇、ぶすりっ!)

    相模守は無害  (初出:S49.1)
それがし、この作品大好きでござる。
武士道、忠義、孤独、情、一途、女、全てを網羅した作品。

「名前をお聞かせ申そう。お庭番明楽箭八郎と申す。石切人足の弥之助と言わぬとお解かりにならんかな? よくも公儀隠密をお嬲(なぶ)りなされた」(*ぶすりっ!)

    (そそのか) (初出:S49.8)
「人は日常の規矩で自分を縛るかわりに、その代償として平穏な暮らしを保障されている。だが、一度保障された平安を捨てる気にさえなれば己を縛っていたものを捨てることに何のためらいも持たない・・」(本文より)
うーん、見に詰まる思い

    潮田伝五郎置文 (初出:S49.10)
この女を愛したことはなかった。
「そなたは、七重どのを憎んでいるのだな」
「はい」。
幼い時から慕い愛した女を妻が悟り憎んだ。そして、その愛した女の命を救いながら、死しても憎まれつづけた。決闘で相手を倒し、その後、自ら腹を刺し自害。置文で全てが明らかになる。

いと悲し。これほど悲しいことがあるものか?ここまで純粋な愛が届かない・・・

    鬼気      (初出:S50.10)
所謂「能ある鷹」ですな、それがしもそうありたい。

    竹光始末    (初出:S50.11)
映画「たそがれ清兵衛」の重要どころで、この小説の一部分が使われている。
これも武士特有の「情」という意味で、いい作品である。

「何か武芸の嗜みは?」「は。いささか小太刀を嗜みます」
*それがしも、このように全てに謙虚でありたいものだ。

    遠方より来る  (初出:S51.1)
「“人”としてこうありたいものでござる」と思わせる作品。

    小川の辺    (初出:S51.5)
「新蔵、それは何の真似だ?」。新蔵は脇差を抜いていた。田鶴を斬ったら、俺に斬ってかかるつもりだったか?

    木綿触れ    (初出:S51.7)
この作品には泣かされました。憎き中台、「あなたは、人間の屑だ」(*シャキーン)
それにしても、最後が悲しい。

    小鶴      (初出:S52.12)
「かぐや姫」を思い出させます。ずっとこの家の娘で居てくれればよかったものを・・・

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2009年1月 1日 (木)

「ふるさとへ廻る六部は」 藤沢周平

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新潮文庫 590円

平成  751 発行
平成20420 17

基本的に、どの著者のものでも「エッセイ集」と言うものはあまり好まない。が、同著者の未読本が無くなった為、文春文庫「半生の記」に引続き2冊目のエッセイ集を読んでみた。

この本は結構前に購入していた。が、1編1編が短く&次へ次へとそそられるものがない為、ベッドの枕もとの本たちの間に挟まれ積まれ、気が向いたときに読む本になり下がっていた。



さて、このエッセイ集、著者の日常生活&生まれ故郷などを知るには面白い本である。
特に今回意外な発見があった。本の後半で知ることになるのだが、著者の血液型は
B型なのである。「へー???」、結構意外だったりする。しかし、この事実を知ってから著者のエッセイの中の行動を思い返してみると納得する部分が多々ある。そうです、それがしと同じ血液型!共通する部分や思わず納得する部分があり「苦笑い」の1冊。

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2008年12月20日 (土)

「麦屋町昼下がり」 藤沢周平

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文春文庫 514
1992
310 1
2006
2 5 25

今夜12/20NHK「時代劇スペシャル」で藤沢周平さんの小説がドラマになるとのことで、昨年AMAZONに投稿した記事を引っ張り出してきた。

内容はすっかり忘れていたが、自分の感想を読んで思い出してきた。この本に収録されている4編の中でも、特にこのドラマの原作「榎屋敷宵の春月」は面白かったようだ。そうだ、思い出してきた。「そうそう、この内容凄かったんだ、最後がなんとも・・」

以下、AMAZONへ投稿したこの本の感想記事。ドラマの原作は4番目

*************************************

2007/3/19
珠玉の4作。特に「榎屋敷宵・・」のお内儀剣士は最高!

私の好きな「これぞ武士、これぞ時代劇!」という短編4作。 

「麦屋町昼下がり」 
でたー!久々に“秘剣”もの(ヨッ!寅ッ!待ってましたー!)。 
―「不敗の剣」― 
天賦の剣才も、この“秘剣”さえあれば・・・・・ 
え?呑んじゃって大丈夫?  

「三ノ丸広場下城どき」 
そうだ、殺っちゃえ、殺っちゃえ! 
いくら身分が違えども、 
「お主、何たるものぞ。それがしの剣を受けてみよ!」 

「山姥橋夜五ツ」 
武士として、これは辛いでしょう? いくら妻が潔白でも・・。 
「武士の一文」をチラッと思い出しました。 
最後の3行はほんのちょっとの藤原流お色気、安心、安心。 

■「榎屋敷宵の春月」: 
久々の女剣士もの、しかもお内儀。 
女性で、剣が強くて、しかも人妻(350石のお偉い旦那は気弱)。 
しかも刺客を遣っ付けちゃうんだから気分爽快。 
旦那をにらめつけて戦いに行っちゃう所がすごい! 
ここまで強い内儀キャラは、藤原作品で読んだことがない。

NHK時代劇スペシャル「花の誇り」

【放送日時】総合テレビ 20081220日 午後9時~1027

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■番組のあらすじ

 田鶴(瀬戸朝香)と三弥(酒井美紀)はお城で行儀見習いをした友だちだった。田鶴は兄の新十郎(山口馬木也)が若くして切腹した理由を、兄と相思相愛だった三弥にふられた為だと思っていた。 それから十数年後。田鶴の婿・織之助(田辺誠一)と、三弥の夫・宗方惣兵衛(葛山信吾)が家老の座を争うことになる。三弥だけには負けたくない。田鶴は気弱な夫の尻を叩く。そんな折、田鶴が刺客に襲われた旅の侍を救う。田鶴は小太刀の名手だった。旅の侍、関根(山口馬木也・二役)は兄とそっくりで、藩内の不正を暴く密書を携えていた。やがて田鶴は筆頭家老(石橋蓮司)の陰謀の渦に巻き込まれてしまう。秋祭りの夜、関根はおびき出され、護衛の家士(河合龍之介)ともども殺される。家士と客人の仇を討つ! 田鶴の行く手に、三弥が立ち塞がる――。

【原作】藤沢周平「榎屋敷宵の春月」(「麦屋町昼下がり」所収)
【脚本】宮村優子【演出】吉村芳之(NHKエンタープライズ)
【出演】瀬戸朝香 酒井美紀 田辺誠一 山口馬木也 葛山信吾 
大谷亮介 松金よね子 遠藤憲一 石橋蓮司 ほか

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2008年12月 3日 (水)

「密謀(下)」 藤沢周平

新潮文庫 514円
昭和60年9月25日発行
平成20年3月15日58刷

昭和57年 毎日新聞社より刊行

亡き著者55歳の作品。
来年の大河ドラマ 直江兼続の「天地人」がまさにこの本の内容。その影響で今また脚光浴び、本の帯も新しくなって、さぞや著者も喜んでいることでしょう。 

また、同郷で、且つ、直ぐ近くに春日山城がありながらも、全く上杉謙信、景勝、直江兼続の知識が無かったそれがしも、しっかりお勉強させていただきました。感謝 感謝!

更に、歴史が大嫌いなそれがしでも、大いに楽しめました。

これでもか!これでもか!!と言うくらいに戦国武将が出てきます。時代小説が好きでも、歴史上の人物が登場する本が大嫌いで今まで避けてきた分、当然全く無知だった部分にたっぷり知識が蓄積されました。

そうか、豊臣秀吉はこういう人物で、織田信長はこうで、徳川家康はこんなやつだったか?

更に、石田三成がこうで、上杉謙信、景勝の「義」とはこうで、直江兼続はこんなだったか?

そうこう言いながら、

この(下巻)はワクワクしながら読みました。さすがは藤沢周平さん、この人の本でなければ絶対に読んでなかったことは言うまでもない。

更に、最後ほのぼのさせてくれる場面は、この著者独特のもの、思わず苦笑いhappy01

火坂雅志著「天地人」NHK出版 とは全く違った、小説家 藤沢周平の世界が堪能できます。

■お薦め度:★★★★★(戦国武将がほとんど出てくることを覚悟の上で読んで下さい。でも、超お薦めです)

Photo

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2008年11月17日 (月)

「密謀(上)」 藤沢周平

Photo

新潮文庫 590円
昭和60年9月25日発行
平成20年8月5日62刷

「藤沢周平作品 読破」、の最後を飾る作品はこの小説。

と、言っても 上・下巻の今回は「上」。*昨夜から下巻に移行している。

更に、同著者エッセイ「ふるさとへ廻る六部」は併読中で残り1/3あり。でも、直ぐ読み終わるでしょう。

大量にある藤沢周平著書の中で、「何故この本が最後か?」というと、
実は勘違いしていた。既読、と。

本屋さんの棚には著者の本がずらーと嬉しくなるように並んでいる。その中からその時の気分で、市井もの、武家もの、歴史人物ものを購入していた。今回の上・下本は、講談社「市塵 上・下」と、ぱっと見よく似ている、だから最後の最後になってしまったという経緯がある。しかも、私の苦手とするところの歴史人物もの(エッセイも同じ)。Photo_2

しかし、最初のページ、1行目から驚いた。
何と!それがしの故郷の地名が載っているではないか・・・、
「妙高」、あららら・・。これにはびっくり。

そうか、これは上杉謙信以下、上杉景勝と直江兼続の歴史小説かぁ・・・・。

それにしても、出てくる名前がものすごい。
豊臣秀吉、織田信長、徳川家康、上杉謙信、織田信長、石田三成、その他諸々。その昔、習った戦国武将の名がずらずらだー。こりゃ参ったなー。
しかし、そこは藤沢作品。やはり上手い!頭を整理していくとぐいぐい引き付けられていく。
しかも、

それがしがこの本を読み始めると、何と、本屋に「直江兼続」の本が沢山出ていることに気がついてきた。併読大好きですから次々と買ってしまう。今じゃ「上杉謙信、景勝、直江兼続」のことなら何でも聞いてくれ!と言う感じにまでなって来た。
そして、その謎が解けてきた(遅い?)

そうか、来年1月からはじまるのNHK大河ドラマは「天地人」、主人公は直江兼続だって!そりゃ本も沢山出るはなー。そうかそうか、それじゃまたそれがしの田舎の春日山城も賑わうってことだな。ここ2年、謙信公でGACKTさんが見参し地元が観光化したかと思えば、今度は妻夫木聡:直江兼続かー、凄いなー、一気に観光地化だー

2009年の大河ドラマは「天地人」!
原作:火坂雅志、脚本:小松江里子。放送は2009年1月から1年間。

http://www.nhk.or.jp/drama/html_news_tenchi.html

Pa0_0042

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