落語

2009年4月30日 (木)

「第205回 二ツ目勉強会」

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今月も行って来ました池袋演芸場「二ツ目勉強会」。

先月passでニヶ月ぶり。

世の中大不況で笑ってなんかいられませんから、せめて月に一度の2h半、思う存分腹から笑いたいものです。

さて内容、
今月の5噺はどれも面白い内容でした。

■柳亭こみち:「千早ふる」
こみちさんは昨年5月以来約1年ぶり(演目「堪忍袋」)。珍しい女性の噺家さんですが、落ち着いて安心して聴けますから私は好きです。
演目はお馴染みの「千早ふる」、何度聴いても面白い噺。ときに気になり「在原業平(ありわらのなりひら)」の百人一首調べちゃいました。

「千早振る 神代も聞かず 竜田河() 唐紅(からくれない)に 水くぐるとは」(古今294

【通釈】神々の霊威で不可思議なことがいくらも起こった大昔にも、こんなことがあったとは聞いていない。龍田川の水を美しい紅色に括り染めするとは

これを落語では、

知ったかぶりの隠居が、 「相撲取り龍田川/指名した花魁千早/妹・神代/女乞食/井戸に落ちて水くぐる」ってな噺に。最後の『とは?』に、「それは千早の本名だ!」。って
この噺 単純だけど最高です!


■鈴々舎風車:「ずっこけ」
私の大好きな噺家、風車さん。
もう上手いのなんのって絶品です、この方の酔っ払い。小僧も可愛いし。
しかも、開口一番からお客を「さっ!」っと引き付ける話術は「凄いな!」のひとこと。

はやり、独演の場数の違いなのでしょうか?他の二ツ目さんとはまったく次元が異なります。
しかし不思議なのは、ここまで上手いのにどうして「二ツ目」のままで「真打」じゃないの?
この世界も色々在って大変なのでしょうね?頑張ってください!応援していますから。

    三遊亭天どん:「大工しらべ」
この演目、誠に可哀想ですが昨年5月、上記「風車さん」で聴いていました。「風車さん」は噺がとても上手いので即比べてしまいました。
それはそれとして、この「天どん」さん。ちょっと気になりました。自宅に帰って調べるとその謎が解けました。「そうですか?高学歴()の教育学部卒。どうりで・・・・」

ちょっとキツイ感想で失礼。
この方、まず風貌がよくない。人を引き付ける様な親近感をい抱かせない、外見で嫌悪感を覚える。ここでまず噺家としてマイナス・スタート。そして「カツゼツ」が悪い。言葉が伝わってこない。そして、最悪なのがこれ!
 「人(お客)を見下している」

噺が上手い、下手以前の問題。本人は全く解かっていないと思いますが、「客に好かれて何ぼ」の世界ですからまずここから改めましょう。鏡に向かって練習したり、自分の噺を録音して聴いて見てほしいものです。

後半の噺のいいところが全く伝わってこず、今回は残念でした。
次回聴く機会を楽しみにしています。

***お仲入り****

■柳家ほたる:「ろくろっ首」
上記「三遊亭天どん」さんとは正反対、人懐っこい顔と丸っこい風貌、如何にも噺家さんっぽいキャラクターで最初から徳、1つの武器でしょう。ですから、多少とちっても許せちゃいました。
演目もよかったですね、また聴いてみたい噺家さんでした。名前も覚え易いし・・。

■柳家喬之進:「井戸の茶碗」
昨年6月以来(演目:仏馬)でしたね、喬之進さん。今回のトリですから自然と期待してしまいました。噺を聴きながら、「あれ? 聴いたことある噺けどストーリーが違うな?」と。
帰ってから調べると、「はてなの茶碗」とストーリーは違うけど話の筋が同じ。
「へー、落語って面白いな・・・」と、つまらないところで感心したりして。
話の展開としては今回の「井戸の茶碗」の方が面白いかも。侍のキャラクターが何ともいい。
噺に聴き入り十分満足しました。

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2009年2月25日 (水)

「第203回 二ツ目勉強会」2009・2.24

場所:池袋演芸場
http://www.ike-en.com/info/index.html#guide

24日? あれ?もしかしたら今日or明日が二ツ目勉強会か?」と思い、
すかさずPC検索。
何と!ぴったり本日だった。

早速朝から定時退社モード。Nからクラッチ踏み込んで即トップギアへアクセル大全開!てなことで、昨年11月以来、3ヶ月ぶりに木戸をくぐりました。

そんなこんなの昨今ですから、落語を聴いて無理やりにでも笑わないと毎日が暗くてやってられません。
さて、早速、噺家&演目を

    柳家喬の字「家見舞」:
この噺家さんは、多分2回目かな? 「新築祝いに水がめを」のお噺。
噺は面白く、聞かせ方もまずます良い。但し、口が回らずとちりが多かったですね、本人も自覚してか、そそくさと舞台を下りていった感がありました。自分でも悔しいことでしょう、それが伝わってきました。次回期待しています。

    林家きく麿「暴そば族」:
一瞬客席が唖然としました。凄い場面に遭遇しました。これは凄い!今日のお客様は皆貴重―な目撃者です。
実は、噺始めの「枕」に乗り過ぎて、本題の噺(新作)をすっかり忘れてしまったのです。始めはとぼけているのかなーと、思ったのですが、いえいえ、慌てちゃいました。思い出そうとあせればあせるほど、全く噺の切っ先が出てこない!「ちょっと、ちょっと、カバンから噺ネタのノート持ってきて!!!」と、凄いことになっちゃったんですー。それで、楽屋から舞台にノートを届けさせぺらぺら捲って、さて、始まり。
新作(暴走族の掻き揚げ蕎麦)は、実に面白かった、発想が実に面白い。もう一度聴きたいですね。しかし、貴重な体験でした、やー実に凄かった!


    三升家う勝「はてなの茶碗」:
初めてお目にかかります。
上手い、上手い、お見事でした。今日で名前を覚えました。次回も楽しみです。しかし、京都弁が実に流暢でした。やー素晴らしい。噺も面白かったし。

    **お仲入り***

    古今亭朝太「崇徳院」:
このお噺、私大好きです。前に風車さんがやったような記憶がありますが・・・。
せをはやみ いわにせかるるたきがわ われてもすえに あわんとぞおもう」*川瀬の流れが速いので、岩にせきとめられる急流が、別れてもやがては落ち合う

「恋煩い」の噺ですが、何回も聴きたい噺です。実に面白い。
朝太さん、今日は口が上手く回っていませんでしたね、でも聞かせ方は好きです。次回に期待しています。

    鈴々舎風車「二番煎じ」:
さて、本日のメイン
「よっ!寅っ!待ってたぞ!!」てな感じで、風車さん登場。
私、風車さん大好きですから。
しかし、この方は本当に上手いね、安心して聴けるし、実に噺が上手い。
特に酔っ払いが上手いし、酒の飲み方、食べ方が抜群です。
私今回の「二番煎じ」前にもどなたかの噺で聴いたことがありましたが、何度聞いても面白いです、しかも今回は風車さん。
やー、最高でした!やっぱりこういう方が最後を締めると、気分良く演芸場を出ることが出来ます。

それがしが会社の社長なら、おひねりを差し上げたり、スポンサードしたいところです。
いつ真打ちでしょうか?頑張ってくださいね。2/28の「鈴々舎風車勉強会」は行けませんが、3/20の「かざぐるまの会」森下文化センターは是非伺わせて頂きます。

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2008年11月26日 (水)

「第200回 二ツ目勉強会 11月篇」

会社が不景気のどん底だからこそ、せめて表向きは笑ってないと!

と、いうことで、[落語]

多分25日前後と思い検索してみたら、何と!今夜!!すかさずGO! To the 池袋演芸場

本日は演目チラシがなかったので、「演目名」はそれがしが適当につけました。

■古今亭 駒次:「二缶入り水瓶?」
噺は面白いのですが、話し方のトーンが上がりっぱなしで、ちょっと聴いていて疲れました。

■三遊亭 時松:「代理返?」
時松さんは、今年3回目です。1/29の「試し酒」、これ最高でした。6/24「締込み」これも良かった。本日、ちょっと普通でした。安心して聴けるのですが・・・、何か足りなかった。

■三遊亭 ぬう生:「見てない夢?」
お馴染みの噺ですが、面白かった!しっかり、安心して聴き入りました。やはり落語はこうでないと!

******お仲入り*****

■三遊亭 金兵衛:「役もめ?」
金兵衛さんは今年2回目。5/27の「粗忽の釘」これ良かったですね! 今回はお馴染みの噺。最初の「まくら」からすーと持って行く展開はさすがでした。しかし、ちょっと物足りなかった感はありました。でも、金兵衛さんの噺は好きです。

■柳家 小権太:「義太夫?」

こういう噺家さんってちょっと困ります。噺は上手いのです。が、聞き手を引き付けるのが上手くない。声を張り上げ過ぎて疲れちゃうんです、私たちお客は。最初の駒次さんも同じ傾向。もう少し聴き手のことを考えていただきたい。


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        総評:
本日の5人の噺家さんは、多分「今日の客のノリは悪いな!」と思ったことでしょう。でも、実は、本日の出演者さんの出来は良くなかったですよ。単純に言うなら「噺を聴かせていない」。引き込ませる技術までは残念ながら無い。
駒次さん、小権太さんは一度客席で人の噺を聞いたほうがいいです。声が大きければいいというものでもない。適度な大きさがいいのです。まして、夜の部。皆 仕事で疲れた後に噺を聴きに来ています。そこで大きな声は更に疲れるだけ。反対に小さな声のほうが聴き入るのです。聴こうとするのです。
その点、ぬう生さんは上手かった。本日の一番でしょうね。演目も単純で解かり易かったし、何より安心して聴けました。

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2008年6月25日 (水)

「第195回 二ツ目勉強会 6月」

今月も行って来ました「池袋演芸場」二ツ目勉強会。
さて、今月は如何に・・・

■演目/出演者

・ 「つる」 柳家わさび
     「算段の平兵衛」 桂笑生
     「締込み」 三遊亭時松
**お仲入り**
     「仏馬」 柳家喬之進
     「お見立て」 三遊亭きん歌

本日の5名は皆さん出来が良かった。

■「つる」・・・柳家わさび
「まくら」がしつこく長過ぎ、お客が引いていたの解かりませんでしたか? 「場」の空気を読まないと駄目です、「先方」なのですから。コンサートでも、プロレスでも、仕事でも、最初の1曲、1戦、1試合で全体が決まります。そこまで「先方」は責任を持たないと。もっと責任感を持って取り組みましょう。最初のおどおどした感じと、演目の堂々としたところはギャップがあって面白かったのですが・・・

        「算段の平兵衛」・・・桂 笑生
笑生さんを聴くは私3回目(2007/9月、 2008/1月)。
ソデから出てきて座布団に座るまでの、ほんの10歩くらいで芸人さんの技量解かりますよね? たったこの間で、客席を「ちらっ」と見て、客を見極めると言うか、客を摑むと言うか、堂々と風格を感じます。本日の噺も面白かった。上手い、上手い。こういう風に安心して落語は聴きたいものです。

        「締込み」・・・三遊亭時松
時松さんは2回目。前回 今年1月の「試し酒」、あれ最高に面白かったですね。
今回の噺も面白かったし、上手かった。この方も安心して楽しむことが出来ます。

        「仏馬」・・・柳家喬之進
このお噺、SFチックで面白いですね。それにしても喬之進さん、訛りが相当上手いですよ。また次回お聴きしたい噺家さんです。

        「お見立て」・・・三遊亭きん歌
きん歌さんの笑った顔が非常にいいですよね。芸人は特徴がなければいけませんから、この、人を引き付け、親しみ沸くのあの笑顔は1つの魅力です。噺は上手く、安心して聴けました。但し、「地震」の“まくら”は止めませんか? いくら前段の“まくら”でも、人が亡くなっているのですからそのネタは不快ですよ。もっと皆が素直に笑えるネタにしましょうよ、どうせなら。

そうこう辛口を言いながら、今月の5名は皆 安心して噺を聴くことが出来、この半年の中で一番良かったような気がします。

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